風俗嬢として働く女の子に共通の悩みが、
仕事の性質上どうしても生活リズムが整わないことですね。
不規則なのが1日、2日なら、人間が持っている自然治癒力で何とかしてくれることもありますが、
毎日続くとなると自律神経に異常を来すようになってきます。
自律神経失調症
自律神経のバランスが崩れることによって起きる体の不調のことを、
正式な病名ではありませんが自律神経失調症と言います。
頭痛や倦怠感のような症状では収まりきらず、心臓神経症、不整脈、心因性排尿障害のような病気へと発展する可能性もあります。
風俗の子にとっては大敵の肌荒れにも繋がり、自律神経失調症は決して無視することは出来ません。
成長ホルモン
人は睡眠中に、成長ホルモンというホルモンを分泌します。
この成長ホルモンが、活動中に傷んだ細胞の修復を行います。
最も分泌されやすいゴールデンタイムは、22時~翌午前2時の約4時間。
この時間帯に、睡眠時間が入るように持って行くのがベストです。
ところが風俗店の営業形態は、お店によりけりです。
店舗を持ちそちらでプレイを行うタイプの風俗店の場合は、午前0時には閉店しなければいけませんのでまだましなのですが、
デリヘルはそういうわけにはいきません。
24時間営業を売りにしているデリヘルもあります。
また午前0時に閉店するお店に勤務していたとしても、閉店間際に来られたお客さんを接客し、
それが終了後帰宅、メイクを落とす頃にはゴールデンタイムを過ぎているようなケースも多いでしょう。
仕事時間を一定にする
可能であれば、店長に勤務時間を出来るだけ一定に持って行くようにお願いするのが良いでしょう。
それがかなわない場合でも、自律神経失調症に陥る可能性を小さくする方法はあります。
そういったことを積み重ねることにより、健康を維持して下さい。
具体的方法
睡眠に入るときは、遮光カーテンなどで部屋を暗くして就寝。
そして、起床後は太陽の光を浴びて下さい。メラトニンという睡眠ホルモンを抑える効果があり、気持ち良く目覚めることが出来ます。
また日光を浴びると、体の中ではビタミンDが生成され、カルシウムの吸収が活発化、骨が丈夫になります。
光を浴びると、セロトニンという物質も分泌されます。自律神経失調症が原因でうつ病になることがありますが、セロトニンがうつ病抑制になることが確認されています。
起床後は、必ず食事を取るように心掛けて下さい。しっかり食事を取っておかないと、脳の働きが低下し、集中力も低下、接客にマイナスです。
食事を取ると体温が上昇し活動しやすい状態にもなりますので、生活リズムを整えるのにも役立ちます。
文中でも少し書きましたが、「こんな仕事だから仕方ない。」と頭からあきらめることなく、
生活リズムを整える具体的な方法はいくつもありますので、それを自分で研究、積み重ねることで、自律神経失調症の可能性を少しでも小さくして下さい。