ソープランドの歴史は非常に江戸時代からあるものです。
そして紆余曲折を経て、現代のスタイルに落ち着きました。
現代のスタイルとは違いがあるものの、ソープランドは江戸時代から存在していたのは事実です。
遊郭と湯女
遊郭については多くの方がご存知の方も多いものの、湯女については知らない方も多いでしょう。
この湯女は遊郭以外の売春業界で、一つの業種にあたります。
この湯女が現代のソープランドに近いものがあります。
具体的にこの湯女は江戸時代の銭湯にいた垢擦りや髪すきのサービスをしていました。
当初は垢擦りや髪すきのサービスのみだったものの、やがて飲食や音曲に加え売春をするようになりました。
銭湯は江戸時代当時の場合混浴でした。
そして、湯を沸かす材料が貴重で、保温効果を保つ為に、銭湯を締め切り薄暗くなっていました。
カップルで一緒に銭湯に行くのは定番で、女性のナンパ目的で銭湯に行く男性の方も少なくありませんでした。
お手頃な値段が人気の理由
江戸時代にこの湯女は人気を集めました。
これはお手頃な値段であったことが大きなポイントになりました。
窓から湯女が遊んでいきなさいよと声をかける姿が定番となっていました。
その後、幕府は湯女や混浴を禁止しました。
銭湯に湯女は3人までなどの規制を作るに至りました。
現代の吉原はソープランドで、湯屋はヘルスと言えるでしょう。
お財布の中身のこともあって、湯屋を利用される方は多かったようです。
形を変えて今に至る
江戸時代からの流れを引き継ぐように、現代には数多くのソープランドが存在しています。
そして、ソープランド以外の風俗店も多数存在し、風俗遊びをする上で選択をしやすくなりました。
しかし、様々な種類がある風俗店の中でソープランドは特別です。
売春防止法では単純売春に対する罰則はありません。
お客様とソープ嬢が金銭を介し、性交渉を行っても摘発することはできません。
女性の勤務を管理する管理売春あたらなければ、違法ではないということです。
江戸時代にはこのような法律はもちろん存在していませんでした。
現代のソープランドでは、入浴料とサービス料を別にするとともに、
ローションや避妊具などの管理を女性の裁量に任せているのは、法律違反とならない為です。
あくまでもソープ嬢の裁量に任せており、だからこそ管理売春にあたらないのです。
ソープランドの歴史は非常に古くから存在し、それは江戸時代からのものであるのは事実です。