都市伝説というものがあります。
本来はあり得ない筈のものが誠にしなやかに語り継がれて、
あたかも真実であるかのように伝え聞いているものです。
デマとか噂とか言われるものと同類です。
すべて都市伝説なの？
そんな中で特に風俗嬢にかかわるものを聞いていると、こんな物を聞く事があります。
それは、風俗嬢を続けて行くと胸が変形したり垂れてきたりすると言うものです。
確かに多くの男性を相手にしていくわけですから、
その頻度が増す事によって胸への負担が大きくなっていきその結果として変形したり垂れてきたりしてしまう、
という噂があり、それがだんだんと話として大きくなってきたのでしょう。
確かにこの考え方は物の理屈から考えると当っているかのように見えてきます。
しかし、全くあり得ない話なのです。
現実的に変形はない？
もし、多くのお客さんに胸を触られていたから胸が変形してきたり垂れてきたりするのであれば、
多くの人と握手を繰り返している政治家等は手がすり減って小さくなっているか、
何度も握手を繰り返した関節の使いすぎで指関節がガタガタになっている筈です。
しかし、そんな人を見た事はありませんよね。
同じように毎日大声で歌を歌っている歌手は喉がすり減って声がでなくなっていないと話のつじつまが合わないです。
しかし、そんな例もなかなか聞かないものです。
単なる物体であれば何度も触れている内にすり減って行く事は当り前ですが、
生きている私たちの身体ではそんな事は起きないものです。
もし、形が変わる程の握力で胸を揉まれたとしたら痛くて気を失ってしまうでしょう。
なぜそのような都市伝説が広まった？
このようにあり得ない事がなぜ真実であるかのように伝わっているのかには一つの仮説があります。
ある女性が胸が垂れて形が変わったと感じていた場合です。
例えばその女性が６０歳と仮定します。
それなら胸が垂れて形が変わっていたとしても致し方のない所だと言う事になるでしょう。
あくまでも加齢によるものだからです。
しかし、その兆候が出始めた時にこの原因はかつて風俗嬢だった時に毎日多くの男性に触られたからなったのだ。
と言った場合です。
微妙に難しくなってきます。
では、これまでに風俗の経験が全くない女性は垂れないのかというとそうではありません。
加齢による変化は多かれ少なかれ必ずおこっているのです。
このように風俗で仕事をした事が原因として胸がたりてきたとか形が変わったなどと言うのは、
全く事実としてはあり得ないのです。
怪しい都市伝説に惑わされたりしないようにしてください。