色恋営業は風俗の話をする限り必ず出てくる話題の一つだといえます。
もともと風俗自体が疑似恋愛的な要素を多分にもっている訳ですから、これはあってしかるべきものといっても良いでしょう。
それでは色恋営業が、なぜ風俗に用いられやすいのかという事から考えてみましょう。
どんなパターンがあるの?
色恋営業とは広い意味で捕えた場合、恋愛感情を持つ場合とその感情を持っていると演じる場合の二通りがあります。
先ず最初にあるのは、本当にそのお客さんに対しての恋愛感情をもっているという場合です。
この場合はなんといっても最高の状態であると言っても良いでしょう。
なぜなら、風俗という仕事をする相手に対しての、恋愛感情を持っているわけですから楽しくて仕方がない訳です。
こんなに理想的な関係はありえませんよね。
まったくもって理想的な関係にあると言えます。
しかし、これはその相手一人に対していえる訳です。
つまり他のお客さんとの関係を考えるとメリットとデメリットの比率がとても難しい関係になっていると言えるでしょう。
演じている場合にデメリットなんてあるの?
では、恋愛関係を演じている場合はどうなのでしょうか。
これもメリットとデメリットが複雑な関係にあると言えます。
先ず、恋愛感情をもっているかのような関係を演じているわけですから、お客さんからはとても喜ばれます。
たとえそれが演技であろうとわかっていたとしてもうれしく感じるものです。
そして、それはお互いの関係を好転させていく良いメリットとして受け入れられて行きます。
こうして考えると良い所がこんなに大きいのだから何の問題もないだろうと感じそうにもなります。
しかし、こういう関係にあるからこそのデメリットも発生しやすいという事が実はあります。
これこそが風俗における色恋営業のデメリットです。
適度な距離感が大切。
これは疑似恋愛であった筈の風俗嬢との関係を、そのまま本物の恋愛感情に置き換えてしまうために発生します。
あくまでも営業の一環としての認識である風俗嬢と本気の恋愛状態と勘違いしてしまうために発生してしまう、お客さんの思い違いが原因です。
こうなるとお気に入りの風俗嬢が、他の客の相手をすることが嫌だと感じるようにもなってしまうのです。
それが高じると色々なトラブルの原因にもなっていくのです。
このように順調な時はメリットが目立っているのですか、時に大きなデメリットとなる可能性の多分にあるのです。
色恋営業のすべてが悪いとはいいませんが、常に注意しておく必要があるという事だけは忘れずにいていただきたいと思います。